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東芝REGZA 43Z730Xレビュー!大満足の高画質・低価格!

桜4Kテレビ・ビデオ

東芝REGZA 43Z730Xを約1ヶ月使用したのでレビューします。大満足の高画質と低価格ですので、多くの方におすすめできる4K液晶テレビです。東芝REGZA 43Z700Xからの進歩も含めて以下に紹介します。

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東芝REGZA 43Z730Xレビュー

東芝REGZA 43Z730Xは、東芝の4K液晶テレビのラインアップの中の最上位のZシリーズの機種です。Z730Xシリーズは、65インチ、55インチ、49インチ、43インチがあり、もっとも小さな43インチを自宅に設置して視聴しています。


ちょうどいいサイズ

住宅事情は人それぞれですが、我が家は賃貸住宅で、正直それほど広くありません。リビングに設置し、家族でこの東芝REGZA 43Z730Xを毎日観ていますが、設置スペースと視聴距離から考えると43インチぐらいがちょうどいいです。

これ以上大きな画面サイズになると、部屋のドアを開け閉めする時にぶつかってしまいそうですし、あまりに大きな画面を近距離で観ると、4Kテレビでも画素の粗さが気になりますし、画面全体を観る時に観にくくなります。

最近は55インチ以上テレビが安くなっていますので、家電量販店で多くのテレビを見比べる時に大きな画面のテレビの方が迫力があって好印象かもしれません。しかし、設置スペースと視聴距離を考慮して選んだ方が良いでしょう。

IPS方式4K液晶パネルと直下型バックライトのローカルディミングで高コントラスト

東芝REGZA 43Z730XはIPS方式の4K液晶パネルを搭載しています。4Kの解像度は、43インチ以上ならば欲しいところです。多くのテレビメーカーも、ローエンドモデルではまだハイビジョンモデルが残っていますが、43インチ以上の機種は4Kの解像度が主流になっています。東芝でも40インチ以下ではまだハイビジョンがありますが、43インチ以上は4Kテレビのみです。

液晶テレビに搭載するパネルの方式は、大きく分けるとIPSとVAがあります。シャープなどのように自社で液晶パネルから開発生産しているメーカーは、自社開発の方式の液晶パネルを搭載することがほとんどですが、東芝は液晶パネルを外部から調達していますので、両方の方式を適宜使い分けてきました。このREGZA 43Z730XではIPS液晶パネルを使っているわけです。

IPSは視野角が広く、正面から見た時と斜めから見た時の色変化(カラーシフト)とコントラストの変化が少ないです。そのためiPhone 8などでもIPS液晶パネルが採用されています。これは我が家では絶大な効果があります。ソファーに座って観る時は斜め方向50°ぐらいになってしまうことがあり、VA液晶パネル搭載の一部の機種ではカラーシフトとコントラスト低下がかなり大きくなるからです。

IPS液晶の弱点は、コントラストがVA液晶よりも低いことです。つまりVA液晶は正面から見た時にコントラストの高いメリハリのある映像が楽しめるというメリットがあるわけです。そのためIPS液晶とVA液晶のいずれかを選んだ時には、そのメリットを活かしつつ、弱点を補うような部品・方式を組み合わせることが行われています。

東芝REGZA 43Z730Xでは、IPS液晶のコントラストの弱点を補うように採用されているのが直下型バックライトのローカルディミングです。仕様表には「全面直下LEDエリアコントロール」と記載されています。これは液晶パネルの直下に多数のLEDを並べ、表示する映像に合わせて個々のLEDの明るさを制御する技術です。

液晶パネルのコントラストが一般に有機ELパネルよりも低くなってしまうのは、液晶パネル背面にあるバックライトからの光が黒表示の時に漏れてきてしまうからです。つまり、LEDを消灯すれば光が出てこないので、黒が「黒らしく」表示でき、コントラストが向上することは原理的に理解できます。したがって、表示する映像に合わせて、画面の暗い部分の直下にあるLEDを暗くするわけです。これが「全面直下LEDエリアコントロール」であり、一般的には直下型バックライトのローカルディミングと呼ばれています。

この威力は十分で、非常に視野角が広く、斜めから見てもカラーシフトとコントラストの低下が感じられず、IPS液晶にありながらコントラストは十分に高いです。

またこのようなハード的なコントラスト向上だけでなく、画像処理としての「AI機械学習HDR復元」や「美肌リアライザーHDR」などの機能も高コントラストの映像表示に貢献しています。

アップコンバートで超解像

4Kテレビと言っても、基本的にはフルハイビジョンの地デジ放送を視聴している時間がほとんどですので、アップコンバート機能が重要となります。仕様表では「深層学習超解像 / バリアブルフレーム超解像」と記載されている機能がこれに相当します。

東芝REGZAは日本の液晶テレビの中でも代々アップコンバート機能に定評がありました。かつてはダントツ1位と言って良い独壇場でしたが、最近はソニーのアップコンバートもかなり良いです。家電量販店の売り場のスタッフに聞いても、アップコンバートならば東芝REGZAとソニーブラビアを推す声が強いです。

アップコンバート機能は、解像度を上げるわけですが、その際にノイズの発生を抑えることも重要で、他社の機種によってはノイズが気になる場合もあります。

「深層学習超解像 / バリアブルフレーム超解像」ではさらにこれまで定評の高かったアップコンバート機能に磨きをかけています。正直なところ、アップコンバートされているということを忘れることもあるほどレベルが高いです。ノイズも気になりません。それには、単純にアップコンバートだけでなく、後述する倍速駆動や前述の高コントラスト機能も相乗効果として効いているでしょう。

倍速駆動でなめらかな映像表示

地デジの映像信号は毎秒60フレームですが、液晶テレビの場合はこれでは残像が残りやすいという弱点があります。そこで2倍の毎秒120フレームにする技術が倍速駆動です。倍速駆動が無いと、動くものが写った映像だけでなく、カメラをパーンするような映像でも、画面がざらついたような感じになり、非常に嫌な印象を受けます。

そのため倍速駆動はもはや必須の機能と言えます。東芝REGZA 43Z730Xにももちろん付いており、アップコンバートと合わせ技で高画質の映像表示を可能としています。普通に視聴する範囲では、残像感は気になりません。

高性能プロセッサーで高画質を実現

東芝REGZAあるいはソニーのブラビアなどのように、長年続いているシリーズの最新モデルと過去のモデルを比較するとよく分かるのですが、上記のようなアップコンバート機能、倍速駆動などの画像処理機能は同じように仕様表に記載されています。もちろん、何らかの改良が加えられた場合は、新しい名称を付けることで「改良された」ことをわかりやすく伝える努力がなされます。

しかし、そのベースにあるのは、これらの画像処理を行うプロセッサーです。「画像処理エンジン」などと呼ばれることもありますが、パソコンのプロセッサーのようなものです。ほとんどの場合、プロセッサーが高性能なものにバージョンアップされると、格段に画像処理のレベルが上がります。処理速度・能力が向上し、さらに他の処理が追加でできるようになったりします。

東芝REGZAシリーズでも、最新モデルと数年前の過去の機種との最も大きな違いは、このプロセッサーの処理速度・能力にあることが多いです。東芝REGZA 43Z730Xは、発売開始時点で最新の「レグザエンジン Professional」が搭載されています。東芝REGZA 43Z730Xと同時期に発売された4K有機EL REGZAでも同じプロセッサーを搭載していますので、製品発売時点での東芝の技術を結集した最高のプロセッサーが搭載されているわけです。高画質であるのも納得ですね。

画面の反射防止のレベルは高い

コントラストの高い映像が楽しめるようになるほど、暗い映像もしっかり暗く表示できますので、画面の映り込みも気になります。東芝REGZA 43Z730Xはさすがに東芝のハイエンドの液晶ディスプレイだけあった、画面の反射防止処理も良いものを使っているようです。リビングで使っても照明の映り込みが気になりません。これは低価格モデルと大きな差が出る部分です。

4Kダブルチューナー内蔵

今現在4K放送を視聴していない場合でも、最近は4Kチューナー内蔵モデルが標準になったので、最初から付いている方が安心でしょう。もちろん4K放送をすぐに視聴するならば、断然内蔵モデルがおすすめです。

外付けUSBハードディスクで録画可能

外付けの対応するUSBハードディスクを接続すれば、地デジ番組を最大6チャンネル約80時間分まるごと録画する「タイムシフトマシン」を使えます。もちろんタイムシフトマシンでなく、通常の番組ごとの予約録画も可能です。これは便利です。

自宅の無線LAN(WiFi)でインターネット接続して動画配信サービスを楽しめる

最近は、テレビ番組ではなく、YouTubeなどの動画配信サービスを利用する時間が長くなりました。東芝REGZA 43Z730Xは、ケーブルで接続せずに、自宅のWiFiでインターネットに接続できますので本当に便利です。以前はテレビの後ろ側にケーブルが増え、ホコリが溜まって掃除するのも面倒だったのですが、WiFiで接続できるので嬉しいです。

またインターネット経由の動画配信の場合、プロセッサーの処理速度・能力の差が出やすいのですが、十分な性能のプロセッサーを積んでいるので、サクサク動画が楽しめます。

音がいい

「重低音バズーカオーディオシステム PRO」によりかなり良い音です。音楽系のコンテンツを楽しむ時には、ある程度良い音質で聴きたいですが、標準の状態でも特に不満はありません。さらにこだわる人には、オプションでサラウンドシステムが用意されています。

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東芝REGZA 43Z730Xレビュー!実際に使ってみて

個々の機能などについて、詳しく上で紹介しました。かなり長くなってしまったので、簡単に「実際に使ってみた感想」を紹介します。

やはりテレビである以上、あまりに画質が低いと耐え難いものがあります。実は、東芝REGZA 43Z730Xの前には東芝REGZA 43Z700Xを使っていました。ところが3年弱使ったところで突然故障し、修理に出したところ、電気回路部品の故障でした。交換部品の調達にかなりの時間がかかる(*実質的に不可能?)とのことで、代わりに43Z730Xが送られてきました。長期保証期間中でしたの無償でした。

修理に出して43Z730Xが届くまでの約1週間、代替機を貸してもらったのですが、それが40インチのハイビジョンレビでした。これを使っている間の1週間は本当に画質の低さに不満で、家族全員が不満を感じていました。具体的にはアップコンバートされた4K画質ではなくハイビジョンであること、さらにVA液晶で視野角が狭く、エッジライト式バックライトでコントラストが低いことです。

この経験から、43Z730Xが届いた時には家族全員が大喜びでした。「高画質のテレビに慣れてしまうと、それよりも画質の低いテレビには耐えられない!」ということです。現時点では、東芝REGZA 43Z730Xよりも高画質なテレビを使ったことが無いので、この画質には大満足です。

我が家での使い方で、嬉しいのは外付けUSBハードディスク(HDD)への録画と、YouTubeの視聴です。外付けHDDはかなり安くなったので、あまり一杯になることを気にせずに気軽に録画できます。YouTubeの視聴の時はプロセッサーの性能でサクサク感が変わりますが、REGZA 43Z700Xに比べて速くなった気がします。

YouTubeの視聴の時にもう一つ重要なのは、観たい時にすぐ観れることです。REGZA 43Z700Xの時は、起動した後2回リモコンのボタンを押す必要があり、2回目はYouTubeのアイコンを選択するという操作も加わります。ところが下の写真のようにREGZA 43Z700Xのリモコン(右側)には無かったYouTubeのボタンが43Z730Xのリモコン(左側)には用意されていて、これを押すだけですぐYouTubeが観られるようになりました。

リモコン
これは案外地味な話なんですが、頻繁にこの操作をする人にとっては非常に嬉しい話です。

また前述のように突然REGZAが故障するという事態を経験しました。そこから痛感したのは、外付けHDDに録画したデータがすべて失われてしまうということです。これを避けるためには「SeeQVault™対応」の外付けHDDを使う方法があります。しかし、その方法でも他社のテレビに買い替えた場合は対応しませんので注意が必要です。多くの番組・コンテンツが有料で視聴できますので、もはや自分で録画してコンテンツを保存する時代ではないのかもしれません・・・。

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東芝REGZA 43Z730Xレビュー!有機ELテレビと比べると?

東芝REGZAのZシリーズは、東芝の液晶テレビの最高峰ですので、ある意味「液晶テレビの代表」と言えるでしょう。これを買うべきか?それともREGZAの有機ELテレビを買うべきか?と迷う方も多いでしょう。

結論から言えば、「好きな方を選べば良い」ということになります。その理由は、どちらを選んだとしても「大失敗」ということはないと考えられるからです。つまり、通常のテレビとして使用するのであれば、致命的な問題があるわけではないからです。

このことを前提に、以下にいくつかポイントを紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

小さいサイズならば液晶テレビしか選択肢は無い

東芝REGZAの中では、有機ELテレビをテレビの最も小さなサイズが55インチです。これよりも小さなテレビが欲しければ、液晶テレビしか選択肢はありません。前述のように我が家では43インチ程度が設置スペースと視聴距離の関係で限界で、液晶テレビしか選択肢はありませんでした。現状では、大きなサイズのテレビが部屋に設置できる人しか有機ELテレビを選べないようです。

液晶テレビの方が有機ELテレビよりも安い

同程度のスペックのテレビであれば、まだまだ液晶テレビの方がかなり安いです。東芝REGZA 43Z730Xを使っていて画質において有機ELテレビに劣っていると感じるのは、「真っ黒」を表示する時の黒さです。しかし、画面のかなり広い面積が真っ黒になるようなシーンでないとその差に気がつくことはありませんし、有機ELテレビでも部屋の照明が明るいと映り込みがありますので、かなり暗い部屋で両方を並べて比較しないとわからないレベルでしょう。それ以外で画質面で差を感じることはほぼありませんので、価格差を考えると液晶テレビでも不満を感じない人が大半でしょう。

有機ELテレビの寿命・焼き付きが心配?

有機ELテレビの場合、自発光ディスプレイということから、完全に焼き付きや使い続けることによる発光材料の劣化を防ぐことはできません。このことはメーカーによらず同様で、有機ELテレビの取扱説明書に記載されています。しかし、それでも製品として販売しているのは、通常の使い方ならば許容できる程度の耐久性があるからです。かつてのブラウン管テレビも、7〜8年ぐらい使うとかなり色があせました。その程度以上の耐久性があると考えられる状況のようです(*メーカーは保証はしていません)。

どちらかというと有機ELパネルそのものの耐久性よりも、電気回路部品の耐久性の方が心配です。前述のように私が使っていた東芝REGZA 43Z700Xも、3年弱で電気回路部品が故障しました。電気回路部品という点では有機ELテレビも液晶テレビも同じようなものです。つまり、どちらも突然故障する確率が案外高いと考えた方が良いでしょう。できるだけ5年程度の長期保証に入った方が安心できます。

有機ELテレビの焼き付きと寿命については、以下の記事で詳しく紹介しています。

 

まとめ

東芝REGZA 43Z730Xを約1ヶ月使ってみましたのでレビューを紹介ました。非常に満足できる液晶テレビですのでおすすめしたいです!

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