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4Kアップコンバートは意味ないのか?テレビとレコーダーを比較!仕組みは?効果は?

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4Kテレビで4Kの映像の美しさを体験してしまうと、やはりハイビジョン画質よりは4K画質で見たいと思うようになる人が多いですね。私もその一人です。

しかし、現在はまだ4Kで記録されたコンテンツが少なく、ハイビジョン(HD)などの4K未満の解像度で記録されたコンテンツを4Kテレビで観る機会が多いです。その代表例が地デジ放送です。

4K未満の解像度のコンテンツを4Kテレビで高精細で表示できるようにする機能がアップコンバートです。アップコンバートをするためのデバイス(装置)のことをアップコンバーターあるいは略してアプコンなどと呼ばれます。

したがって、地デジなどの4K未満の解像度のコンテンツを4Kテレビで綺麗に観るためには、4Kへのアップコンバート機能が重要です。その性能も、4Kテレビのメーカーや機種によって違いがあります。

SONYのブラビアや東芝REGZAの4Kアップコンバート性能が優れていて、評判が良いです!

2022年モデルが型落ちになっているのでお買い得です!



さらに詳しく以下で紹介します!

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4Kテレビのアップコンバートは意味ない?重要?

4Kアップコンバートとは?

スカパーの4K専門チャンネルや、「ひかりTV 4K」「4Kアクトビラ」「Netflix」、Ultra HD Blu-rayなど、少しずつ4Kのコンテンツが利用できるようになって来ましたが、まだまだフルHDのハイビジョン画質のコンテンツを4Kテレビで見る機会の方がほとんどの人にとっては多いでしょう。

特に一番見る機会が多い地上デジタル放送がハイビジョンですので、これがどれだけテレビで綺麗に見えるかどうかが重要になっています。

フルHD(フルハイビジョン)では1920×1080の画素数ですが、4Kでは3840×2160の画素数になります。50インチを超えるテレビでは、フルHDではかなり画素の荒さが目につくようになりますので、比較すると4Kの映像の緻密さがよくわかります。

しかし、地デジやBSデジタルなどのフルHDの映像信号をそのまま画面に映すと、もともとがフルHDですので、4Kのパネルを使っても荒い映像になってしまいます。

そのため、4KではないフルHDなどのより少ない画素数の映像信号を、画素数を増やして4Kの画面に表示する技術「4Kアップコンバート(4Kアップスケーリング)」が多くの4Kテレビに備わっています。

今、4Kテレビを買うならば、ほとんどの時間はフルHDの映像を4Kにアップコンバートして見ることになるケースが多いので、4Kアップコンバートの性能がテレビ選びのポイントになります。

「4Kアップコンバートは意味ない!」というコメントも目にすることもありますが、テレビの画面サイズが大きくなるほど、4Kアップコンバートの効果は大きいです。反対に画面が小さくなるほど差がわかりにくくなります。

最近の4Kテレビの最も小型の製品は43インチ程度ですので、このぐらいならば4Kアップコンバートの効果は通常は認識できるでしょう。さらに小型のテレビはフルハイビジョン以下の解像度ですので、そもそも4Kアップコンバートしていません。

4Kアップコンバートの仕組みは?

それにしても、4Kよりも画素数の少ないフルHDなどの映像信号から4Kの画素数の映像を表示するなんて、なんだか不思議な技術ですね。

テレビの映像は、小さな画素の集まりでできています。4Kにアップコンバートして画素数を増やすということは、もともとの映像信号中には無かった画素を追加するわけです。無かった画素をどうやって作り出すのでしょうか?

基本的な仕組みは、フルHDなどのもともとの映像信号から補完技術を使って、新たな画素を作り出し、追加します。簡単に言うと、例えば、フルHDの映像信号中の隣り合う2つの画素のデータから(明るさや色などの)平均を求め、その間の画素として追加するというイメージです。

もちろん、このような補完技術を活用した4Kアップコンバート技術が搭載されるようになってから多くの改良が加えられてきましたので、最新の技術はもっと高度で複雑です。

例えば、上記のような補完技術を使うだけでは、クッキリした明瞭な境界部分がシャープに表示できなくなってしまいますので、いろいろな映像のデータベースやAIなどを駆使して4Kアップコンバートをしています。

4KアップコンバートはソニーBRAVIAと東芝REGZAが高評価!

アップコンバートは、少ない映像信号からより緻密な映像を作り出すという不思議な技術で、ある意味本来の映像信号をベースに新たに映像を作製していると言えます。

それだけにテレビメーカー各社の技術力の差・個性がよく出るポイントでもあります。そのノウハウが詰め込まれたものが画像処理のプロセッサーで、各社それぞれの名前を付けています。

その違いは、家電量販店などで、テレビに地上デジタル放送などを映してもらい、興味のあるテレビを見比べて、好みのものを選ぶと良いでしょう。


ちなみにソニーのブラビアと東芝のレグザの4Kアップコンバート機能に対する評価が高く、私も実際に複数社のテレビを比較した結果、東芝のレグザを選びました。


REGZAの最新の映像エンジン「レグザエンジンZRα」は、極めてパワフルで4Kアップコンバートもハイレベルです。地デジやネット動画を4Kアップコンバートして視聴するならば、「レグザエンジンZRα」を搭載したテレビはおすすめです!



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レコーダーの4Kへのアップコンバートについて

最近は録画用のハードディスクを内蔵しているテレビも多くなりましたが、4Kテレビを別体のブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーと接続して使用している人も多いでしょう。

ブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーの商品説明を読んでいて悩むのは、これらに4Kアップコンバート機能がついているものがあることです。

前述のように4Kアップコンバート機能のある4Kテレビに接続して使う場合、ブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーの4Kアップコンバート機能は不要ではないかと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか?

またテレビとブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーの両方に4Kアップコンバート機能がある場合は、どちらを使うのが良いのか悩ましいところです。この問題は案外複雑で、インターネット上でも色々なことが書き込まれているようです。

まず4Kテレビ側に4Kアップコンバート機能がある場合、ブルーレイディスクレコーダー/プレーヤー側に4Kアップコンバート機能が無くてもアップコンバートされますので問題ありません。これは簡単ですね。

ややこしいのはブルーレイディスクレコーダー/プレーヤー側に4Kアップコンバート機能がある場合です。メーカー・機種によってブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーの4Kアップコンバート機能の性能が異なるため、個別に見ていかなければなりません。

4K映像の視聴には、4K対応テレビ、HDMIケーブル(High Speed対応)での接続が必要となります。4K用のHDMIケーブルについてはこちらの記事をご覧下さい。


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4Kへのアップコンバートはテレビとレコーダーのどちら?

基本的にはテレビとブルーレイディスクレコーダー/プレーヤーの両方に4Kアップコンバート機能が付いている場合は、設定を調整して、それぞれの機能のみを使った時のどちらが綺麗に見えるかを自分の目で確かめて、好みに合う方を選ぶと良いでしょう。

一般的には4Kテレビ側の機能の方が優れていることが多いですが、これもどのようなメーカー・機種を選ぶかによりますので、一概には言えません。

ソニーのブルーレイディスクレコーダーBDZ-FBT4100などの説明では、「4Kブラビアモード」によりソニーブラビアの4Kテレビと組み合わせることでより高画質な4K映像を楽しめるとの説明が書かれています。


これはブルーレイディスクレコーダー側でアップコンバートしているのではなく、通常のフルHDの映像を、ブルーレイディスクレコーダーがソニー製4Kテレビ(ブラビア)に適した映像信号に調整して出力し、テレビ側で4Kにアップコンバートするという連携なのです。

他社製の4Kテレビと接続する場合は、ソニーのブルーレイディスクレコーダーでソニークオリティの4K映像にアップコンバート(24p/30p/60p出力)して表示することができます。

このようにソニーのブルーレイディスクレコーダーとブラビアの組み合わせでは、基本的にはテレビ側が4Kにアップコンバートしますが、ブルーレイディスクレコーダーもそれをアシストするような調整をします。ソニーは自社製品のユーザーに対しては、4Kアップコンバートで混乱しないようにこのような方法にしたのかもしれません。

ソニーのブルーレイディスクレコーダーBDZ-FBT4100の場合は、他社製テレビでも、ディスプレイ毎に判別して自動で画質調整する機能もついていますので、これに任せてしまえば簡単です!

REGZAのハイブリッド自動録画4KレグザブルーレイDBR-4KZ600/400/200の場合も、接続したテレビに対して最適な高画質で見られるように調整する機能があります。ただし、販売されているすべてのテレビに対応しているのか不明で、やはりREGZAとの組み合わせでベストになるのかもしれません(*そもそも「最高の画質とは?」ということも答えは1つではなく、メーカーごとに映像の作り方が異なります)。


その他のメーカーでも、ほとんどの場合はソニーと同様に同じメーカーの4Kテレビとブルーレイディスクレコーダーを組み合わせれば、もっとも綺麗にみられるように連携し合うことが多いようです。ブルーレイディスクレコーダーとテレビのメーカーが異なる場合は、どのような設定にすると綺麗に見えるのか試してみた方が良さそうです。

まとめ

4Kテレビに重要な4Kアップコンバートについて、テレビとブルーレイディスクレコーダーの役割などについて紹介しました。適切な設定で美しい映像を楽しみましょう。

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